釜山の空の玄関口である金海国際空港の待合ロビーで綺麗な女性地上勤務員が声を張り上げています。

もう何度よばれただろう？　パクスンソンニン

「まもなく飛行機が出発します。」と場内放送と地上勤務員が何度もハングル語、英語で呼びかけ、さらに地上勤務員が無線機を片手に首のスカーフを振り乱して走り回っているのにどこにいったのだろう？

出国手続きも終わり、手荷物検査場も通過してこじんまりしたこのロビーに絶対いるはずなのに？

寝ているのか？　トイレ？　買い物に夢中？　気絶した？

こんな人を空港でよく見かけます。今日もまたいました。

本人よりも搭乗待ちの僕たちが心配になります。定刻になれば飛行機は無情にもドアを閉めて飛んで行ってしまうのに・・・・・

と心配していたらやってきました６番ゲートに小走りにやってきた真面目そうな若い男。

両手には荷物をぶら下げ、髪を振り乱し、ニヤニヤとしながらも焦っているような。

飛行機内の乗客はパクスンソンニンを今か今かと待っているのに、この男、手の荷物を床におろし、スマホ片手に搭乗ゲートの掲示板を記念撮影しています。

間に合ってよかったねパクスンソンニン・・・・・

改装された金海空港はこじんまりとした綺麗な空港です。

2016.12