イエローキャブはハイブリッド車が全盛

世界の旅日記 [ニューヨーク] [車] [ハイブリッド]

ニューヨークではでかい黄色のアメ車が走り回っているものとすっかり信じていましたが、これは映画、ドラマの世界だと分かりました。

現在は、イエローキャブの多くがハイブリッド車です。タクシーのように距離を走る車は燃費がバツグンのハイブリッドが最適です。トヨタカムリハイブリッドとプリウスが多い。カムリもあちらの国で見ると結構格好いい!街に映えるんですね。

以前、日産のセレナが正式にイエローキャブに認められたと新聞で知り、日本車がNYを走り回る時代がきたのかと嬉しく誇らしかった。

でもセレナはほとんど走っていなくて、カムリが多かった。アメ車のキャブは古いものが多く、いずれハイブリッドに変わることになりそうです。

僕が乗ったイエローキャブもカムリでした。

始発のアムトラックに乗るために、午前5時にペン駅まで行く必要がありました。

ホテルから地下鉄という手もありましたが、深夜、早朝は犯罪が多いと聞いていたので、タクシーを拾うことにしました。

早朝、ホテルのカウンターでは白人のおじさんが椅子に座って寝ているようなおきているような感じ。夜勤明けは眠いんですね。

タクシーを呼んで欲しいと頼むと、タクシーは前の道で手を上げて自分で拾って欲しいと答えます。

ぼられないか心配でしたが、それしか方法がないので、道に出てまだ暗い中で手を振っていますと黄色のカムリが止まりました。

カムリの窓が下がりインド人風の運転手が、どこまでだ?と尋ねます。ペン駅までと告げると乗れと手で合図をします。

あちらのタクシーは自分でドアを開けます。

後席に乗り込むと、運転手がどこから来たか? と聞きますので日本だと答えると、実は俺も日本に行ったことがあると言います。

そこから話がはずみ、運転者に名古屋から来たが知っているかと尋ねると、知っていると答えるではありませんか。でも名古屋は知らないと思う。ギターのコードがひとつでも弾ければ「俺はギターが弾ける」と堂々と答えるお国柄です。

日本人をどう思うかと尋ねると「シャイで大人しいので好意的に思う」というような(たぶんこう言っていた。)ことを答えますので、ニューヨークの運転手は誰でもそれを知っているかと更に尋ねると、「みんな知っているよ。」と答えます。

NYではどこに行くというような話で盛り上がっているうちに、ペン駅に着きました。午前6時までは50%加算の深夜料金と聞いていたので、運転者から8ドルと聞いて「安い!」と感じました。チップ込みで10ドル紙幣を手渡しますと、更にご機嫌のようでいつまでも手を振って見送ってくれました。

世界の細道

楽しく苦しい三昧の世界を覗きます。楽しいだけでもダメ、苦しいだけでもダメ。歩く世界は旅、くるま、バイク、グライダー、Jazz