インドの結婚事情

世界の旅日記 [インド] [カースト] [結婚]

インドでは、お見合い、恋愛、新聞による婚活が主で、田舎ではいいなずけもあるようです。

同じカースト同士であれば家族・親族の反対もなく、めでたしめでたしとなるのですが、カーストが違うと問題が起こります。

以前、カーストの問題で、結婚を反対された若者がタージマハールの塔から飛び降りたそうです。

カーストには4種類あり、坊さん、軍人警察など、商人、労働者という具合です。日本の士農工商に似ています。

カーストによる法的な差別はありません。

「本人同士がよければ」という、あたたかい家族があれば問題はありません。

反対されると塔から飛び降りとなります。

死ななくても別の人を探せば・・・と私は思うのですが・・・

「この人は赤い糸で結ばれた世に中に一人しかいない運命の人だ!」と思うのは、たぶん幻想です。

私が地球の裏側のブラジル人美女と結ばれる可能性はゼロであり、ほとんどの人は、職場や紹介などで身近なところで知り合いペアになっています。運命と思い込んでいるだけで、人間はもっとフレキシブルにできていると思います。この点は、かなり異論もあると思いますが・・・・・

閑話休題

結婚をすると、夫の姓となり、カーストも夫のカーストになるようです。姓でカーストが分かり、姓を聞けば家柄もわかります。

「綾小路」と聞けば、家柄良さそうと思うのに似てます。

でも、現代では家柄を気にしない人も多いようです。日本もそうですね。

本人が好きなら、それが一番だと私も思います。

写真は、そんな世の中の諸問題を忘れさせてくれるうつくしい景色です。

世界の細道

楽しく苦しい三昧の世界を覗きます。楽しいだけでもダメ、苦しいだけでもダメ。歩く世界は旅、くるま、バイク、グライダー、Jazz