ベトナムの思ひ出

世界の旅日記

ベトナムは若い国です。

町を歩くと、本当に若い人が多く、エネルギーを感じます。

戦争が長かった結果です。

市内はバイクの洪水です。

日本は歩行者優先ですが、ベトナムはそんなルールはありません。

私たち日本人は、バイクの洪水を横断するなどということは恐ろしくてできませんが、現地の人はソロリソロリとゆっくり平気な顔で横断しています。

ちなみに中国では早く鼻先を突っ込んだ車、人が優先です。これを称して「度胸優先!」というのだそうです。

バイクの洪水ではありますが、レクサス、BMWなどの高級車も結構走っています。

共産圏ですが、自由主義経済を導入したので、CANON、TOYOTAなどの大きな工場が点在し、生活が向上しているようです。

数年前は自転車の洪水、現在はバイクの洪水、10年後は車の洪水になるかもしれません。

そんな感じで、若いエネルギーに満ちた国だと感じました!

ベトナムのサラリーマンの給料は月2万円ほどです。

それで暮らしていけるのかと思いますが、ベトナムで長期滞在するには月3万円もあれば生活できるようです。

年金暮らしの日本人なら貯蓄ができます。

その割にベトナム人の足であるカブは30万円から40万円もしています。税金がかなりかけてあるので高くなります。

ちなみにシビックは、現地で300万円くらいします。これも税金がかかっているからです。

日本人が利用するホテル、レストランは缶ビールが3ドルですが、現地の人は30円とか40円で飲んでいると思います。

フランスパンは1きん7円でした。

日本は、世界中にODA援助をしていますが、日本にいると実感がありません。

ベトナムの高速道路は日本のODAで完成し、現地の人々に喜んでもらっています。

これから鉄道も日本のODAで作られるようです。

この高速道路を使って、ハノイからハロン湾に行きました。

映画007のロケ地になったところで、美しい島々があり、以前から見てみたいと思っていました。

小さな湾だと思っていたら、結構大きくて、観光船が何十隻も浮かんでいました。

雰囲気のある観光船で出発すると、手漕ぎの小さな船が近づいてきます。

何かと思っていると、バナナの物売りです。

観光船に物売りの小船がピタリと着けると、子供が勝手にこちらに乗り移ってきました。

そして、子供は観光船の窓を勝手に開け、モンキーバナナなどを両手に持って「2ドル」とスルドイ目つきで売りつけます。

2ドルならいいかと、みんな買っていました。現地で食べるバナナは、日本で食べるのと違って、とても美味しかった。

バナナを食べていると、次から次へと小船が寄ってきます。逞しい商魂に負けてしまいました。

ベトナムは、長くフランスの植民地だったので、食べ物も中華料理のほかにフランス料理も美味しいとのこと。

そこで、ハノイにあるフランスレストランで昼食をとりました。

なかなかおしゃれな店で、店内も綺麗、雰囲気がありました。

料理は、かぼちゃのスープ、サラダなど私好みのものが出ました。

フランスでフランス料理を食べた時は、とても量が多くて閉口しましたが、ベトナムではちょうどいい量でした。

料理は、とても美味しく日本人好みだと思います。

ここでも缶ビールは、3ドルでした。

ハロン湾には、イカダが浮かんでいます。

海釣りのイカダと同じようなものです。

このイカダには、そこでとれた魚、エビ、貝などがイケスに入れてあり、小さな小屋があり、生活できるようになっています。

観光船からイカダに乗り移り、好きな魚や貝を買い、観光船で料理をしてくれ、その場で食べました。

なんと、ここではカブトガニが食べれます。日本では「生ける化石」といわれ天然記念物になっている、あれです。

世界の細道

楽しく苦しい三昧の世界を覗きます。楽しいだけでもダメ、苦しいだけでもダメ。歩く世界は旅、くるま、バイク、グライダー、Jazz