ザイオン国立公園までドライブ

ラスベガスの周辺には、グランドキャニオン、モニュメントバレー、デスバレー、ザイオン国立公園など見どころがいっぱいあります。

車の日帰り旅行で行けそうなザイオン国立公園に行ってみました。

ラスベガスからザイオン国立公園までは、約300キロメートルです。車で行くにはちょっと遠いのですが、渋滞はなくフリーウェイなので快適なドライブコースです。

レンタカーは、日本でネット予約をしておきました。

当日は、朝一番に隣のホテルにあるレンタカー屋に車を取りに行きました。隣のホテルまでは結構遠いのです。各ホテルの敷地が想像を超える広さなのです。

黒人の若い男性が受付でした。ネット予約を入れてあることを告げると、ちゃんと車が用意されていました。僕が車の受取サインをしていると、その黒人が

「アー ユー ナーバス?」

と僕に尋ねるのです。きっと不安そうな顔してたんですね。

走りはじめて、しばらくするとガソリンが半分位しか入ってないのに気付きました。戻って苦情を言おうかと考えましたが、各ホテルの敷地は広大で、戻るにも大変です。

このように道はまっすぐ、見渡す限り、砂漠、砂漠、砂漠です。

朝食を取るために、フリーウェイを降りると、とても物騒な雰囲気。

治安の悪いラスベガスの北部に出てしまったようです。

マクドナルドに入りましたが、入口に私服警備員がいて、お客さんと店員は黒人と南米系の人ばかりです。ドキドキでしたが、食事を済ませて、フリーウェイに戻りました。

フリーウェイの制限速度は75マイル(120キロ)です。

大型の牽引トラックが僕たちの車を抜かしていきます。結構、怖いです。

砂漠を走っていると、砂漠、砂漠、砂漠、小さな町、砂漠、砂漠、砂漠、小さな町といった具合で、小さな町にはコンビニのような雑貨屋さん兼ガソリンスタンドがあります。

でも、小さな町から次の小さな町までは、50キロ位の距離があり、な~んにもない砂漠。なので、ガス欠やパンクをすると日干しになります。

やっと見つけたガソリンスタンドで、隣で給油していた白人に、給油の方法を教えてもらいました。

ガソリンスタンドに併設したコンビニに入り、店員さんにポンプナンバーと現金で何ドル分と告げると、遠隔操作で給油可能にしてくれます。

ガソリンスタンドで出会ったワンちゃん。大型キャンピングカーで旅をしている白人夫婦の愛犬です。何か月間もキャンピングカーで旅をするんだそうです。

僕が大好きなバセットちゃんです。

ザイオン国立公園は、グランドキャニオンと同じくらい伝統がある国立公園です。

公園内の大きな赤い岩の高さは、2000mを超えます。ザイオン国立公園では、この巨岩を相手に、ロッククライミングに挑戦する人がとても多いんだそうです。日本ではあまり知名度が高くないザイオン国立公園ですが、アメリカではグランドキャニオン国立公園に次ぐ大人気の公園だそうです。

公園内をシャトルバスが走っていて、広大な敷地を見て回れます。

砂漠にある公園ですが、そびえたつ岩の谷間には、小川が流れ、動物もまじかに見ることができます。

世界の細道

楽しく苦しい三昧の世界を覗きます。楽しいだけでもダメ、苦しいだけでもダメ。歩く世界は旅、くるま、バイク、グライダー、Jazz