オベリスクとピラミッドはどうやって立てたか?

オベリスクは、ピラミッドに付属する太陽神のご神体です。

アメリカのワシントン記念塔はエジプトのオベリスクを参考にしたものだと思います。

上の写真はワシントン記念塔

下の写真はカルナック神殿などのオベリスク

カルナック神殿やルクソール神殿にあるオベリスクは、先にいくほど細くなり、ちょうど鉛筆のような形をしています。

先頭にピラミッドを乗せたような姿が特徴的です。毎朝、この頂点に真っ先に太陽の光が当たります。古代エジプト人は、そこに太陽神ラーを見たのでしょう。

ピラミッド(紀元前2500年ころに多く建てられた)に代わり、オベリスク(紀元前1500年ころに多く建てられた)が建てられるようになったといわれています。その間、1000年もの時間が経過しています。

高さは、30メートルもあるものがあり、重機のない時代にどうやって立てたのか? とても不思議です。

ナイル川沿いのアスワンには、「切りかけのオベリスク」があります。これは、岩山からオベリスクを切り出そうとして、ヒビが入り途中でやめたものが現在でも見ることができます。

このオベリスクは、長さ41.75メートル、重さ1168トンと巨大なものです。そもそもこんな大きな石の柱をどうやって切り出したのかも不思議です。

オベリスクは、一本の岩の柱です。岩山から切り出す部分に木を差し込んで、その木に水を含ませ、その膨張する力で切り離したといわれています。

また切り出した巨大な一本の石の柱をどうやって運んだのかも不思議です。ナイルが洪水で氾濫するとこの石切り場は水につかるのだそうです。その時を待って、船で運んだといわれています。

さらに、この巨大な岩をどうやって立てたのかも不思議です。それも水準器などない時代に真っすぐ立てたのですから驚きです。

先ずオベリスクを立てる場所を土で高く盛ります。その後、オベリスクを盛り土の上まで人力で持ち上げます。その後、立てる場所の土を下から除いていくとオベリスクの重みで自立するといわれています。感心します。驚きです。


切り出す途中でヒビが入り、放置された「切りかけのオベリスク」

これをナイル川の氾濫時に船で運び、人力で垂直に立てたのだから驚き。


ピラミッドの立て方

Hawara Pyramid

Giza Pyramid

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