イギリスの住宅事情
世界の旅日記
イギリス人は非常に保守的で、昔の建物や街並みをとても大切にし、変えることを嫌うそうです。ですから、どこの村に行っても統一感のある美しい街並みが見られます。600年前の石造りの家の外観はそのままに、内装を変えて住みつづけます。
旅先で屋根の葺き替えを見かけましたが、何百年も前のスレート(本物の薄い石)を一旦降ろし、支える木組みを修理して、またスレートを載せるというように、外観を完全に保全します。ですから美しい街並みが保たれるわけです。
ちょっと話がそれますが、イギリスでは「ベッドルーム5室、幽霊つき」などと売り家の広告が出るそうです。幽霊がいる方が古くて由緒があり値打ちがあると意味です。
ちょっと考えられません。
日本には世界遺産になった合掌作りの白川郷があります。
何百年も前の合唱作りの家を保存し、現実に住み続けています。茅葺の屋根は葺き替えに村人総出で行うなど管理が大変で、隙間だらけの家は寒く快適な住居とは言いがたいのですが。古いものを大切にする考えは、イギリスに似ています。日本全国どこに行っても合掌作りという感じで、イギリスの街並み作りがあります。
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